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第14話 希望の街は寂しい街※              ◆最初から
 
 
 
2002年6月18日。
 
 
私が普段情報収集の一環として閲覧している
某匿名掲示板にて、とある人物の中傷があった。
 
 
Uタル♀のsayうざい」
 
 
Uタル♀(以降、)。
私も何度かジュノで奴のsay会話を聞いた事がある。
中傷書き込みを見たとき、不思議と合点がいった。
 
say自体には何の問題も無い。
 
が。
 
口調がブリブリなのだ。
それでいて騒がしく、見知らぬ人間に臆面も無く話しかける。
(後にAlexanderチャット回数最多PCとして入賞を果たす始末)
それが癪に障った人もいたのだろう。
 
 
 
騒がしいタル。
 
私にとってはそんな他人事の印象しかなかったのだが
この日、ジュノ上層チョコボ厩舎前にて離籍していた私が
戻ろうとした時、画面には恐るべき光景が映し出されていた。
 
 
ヒーリング状態だった私の前に、奴がいた。
 
 
だ。
 
明らかにタゲられている。
 
 
ついに私も絡まれたか……。
これから何が起こるのか、固唾を呑んで見守る。
 
 
梅:say「ねーねー!」
 
 
……話しかけてきた。
 
 
 
梅:say「もしもーし! 寝てるー?」
 
 
……うん、寝てる寝てる。
 
 
 
梅:say「おーい」
 
 
……。
 
寝てるっつってんだろ!!
察しろよ!!ヽ(`Д´)ノ
 
私はそう心の中で叫びながら台風が通過する時を待つ。
 
 
 
……しばらくして。
 
 
 
ふ。
 
勝った。
 
 
ようやくは私が本当にいないとふんだのか
私の前から去っていった。
 
それにしても何故絡まれたのだろう。
はっ、まさか名前がカブっているから……っ!?
 
いやはや、ヤカラという人種は怖い怖い。
どんなところから付け込まれるか分かったもんじゃない。
 
 
が去った後、私はすぐに動かず様子をみた。
すぐ戻ってきた時に動いていればtellで追撃されるかもしれない。
……何故そこまで敬遠しようとするのか、自分でも良く解らなかった。
 
まぁ、触らぬ神に祟りなし、ってやつだ。
 
 
しかしこの梅がやがて、共にヴァナ・ディール成長期を生き抜く
仲間の一人となるという事を、この時私は微塵の予感すらしていなかった。

 
 

 

 

 
 
嵐が去った後、私は本来の予定をこなすため、上層からチョコボに乗った。
 
 
サンドリア人でありながら国を離れ、ウィンダス人の仲間と共に
新たなLSを結成し歩み始めた私であったが、ここに来て出身国が
違うという現実に直面する事となった。
 
 
ミッションである。
 
LSの私以外の4人は今日、SJ取りで一緒だった事もある畏怖らと
シャクラミの地下迷宮とやらへミッションだとの事。
 
LSメンバーは皆ウィンダスのため、私だけが参加できないという現実。
(※注:当時、移籍システムは無かった)
 
楽しそうに準備をするメンバー。
私はどうにもならない寂しさを感じた。
 
 
"手伝い"としてついて行くか?
 
LSメンバーだけではない、全員がウィンダス人の中
一人だけ部外者がいて不審に思われないか?
 
手伝ったからといってわざわざサンドリアの分まで手伝って貰うのか?
 
たった一人のために?
 
もし一人でも嫌な素振りが見えてしまったら……?
 
……。
 
 
私は考えた末、自分の事は自分でやる事にした。
 
"手伝ってもらう"というのは何か違うしなっ。
手伝って貰えたとしても、純粋に楽しめないのだ。
それにそんなクリアの仕方はしたくない。
どこか惨めな気分にもなる。
 
よし、こうなったら自分も負けてはいられない!
 
 
私はジュノからチョコボではるばるサンドリアへと戻り、初期LSへ。
初期LSのメンバーは皆、まだサポートジョブが取れていなかった。
 
当初、LSで始めにサポ取りへ乗り出した唯一神すら未だサレコウベで苦戦。
そんなにセルビナは取りにくいのか。
 
と、その時突然声をかけられた。
 
 
疎開:「うめも!」
 
 
声の主は短髪赤髪のエルヴァーン。
 
はて……ダレダッケ?(´ー`)
彼が誰だか思い出せないで曖昧な答えをしていると
 
 
疎開:「俺だよ! 疎開だよ! ほら、蟹を一緒に狩った……」
 
 
蟹……?
 
蟹……カニ……かに……
 
 
……ハッ(゜口゜
 
 
ラテーヌ池のカニか!!
あの時(第5話参照)のリーダーのフレンドという!
 
再会に盛り上がる2人。
 
疎開は現在レベル20になっていた。
しかしこの短期間の間で、彼は軽い人間不信に陥っていた。
 
 
一体どうしたのかと聞くと
彼は今まであった事を私に打ち明け始めた。
 
先ほどようやくサポートジョブが取れた、と。
 
 
しかし仲間だったと思っていた人に裏切られた事。
その後セルビナで酷い扱いを受けた事。
 
 
疎開:「あいつら、俺をゴミ扱いしやがって……」
 
 
私は彼のこの言葉が忘れられない。
セルビナのSJクエはそれほどまでに凄惨なものだったのか。
 
考えてみれば、ウィンダス国民が集まるマウラに対し、
サンドリアとバストゥークの2国の民が集まるセルビナ。
私が考える以上の壮絶な取り合いだったのだろう。
 
レベル20になるまでかかるとは……。
私は何があったかは深く聞かなかった。
野次馬根性があったが聞けなかった。
 
無事取得できたのだから、これから遊べるじゃないか、と疎開を励ました。
彼は元気に答えていたが、内心はどうだったのかは分からない。
 
 
開始一月にして、幻想世界においても人の醜い部分を知ってしまった疎開
対して、実の所は拒絶を恐れてミッションを頼れなかった自分。
 
 
純粋に楽しんできたつもりだった世界にも
リアルな人間関係の葛藤がある事を、私はこの時痛感させられたのだった。
 
 
 
つづく
                       次回、第16話 回遊魚のように


 
↑(屮゚Д゚)屮 ・・・・・・・
テーマ:FINALFANTASY XI - ジャンル:オンラインゲーム




名前が伏せれてませんね
【2007/07/18 16:58】 URL | シェリ #-[ 編集]
↑の方のシュールなコメントに笑ったw
お手伝いしてもらう事の葛藤はよくわかります~。気を許している相手ならどんどん頼むのですがw
ってことで今は躊躇なくお願いしていますけどもw
赤髪エルさんは何言われちゃったんでしょうね。
幻想世界だけれどもチャットならなんとでも言える感覚で暴言はいたりする人
もいますよねぇ~。君はリアルでそれ言えんのんかいと言いたくなる時がありますw
【2007/07/18 19:08】 URL | べる #-[ 編集]
>シェリサン
オカシイナァ
 
>べるサン
(´ー`)
チャットなら顔が見えないだけに言いにくい事も言えるって感じでしょうか
もしおらがそんな事を言われたら布団の端を咥えながらすすり泣きますねヽ(`Д´)ノ
【2007/07/19 00:28】 URL | うめも #-[ 編集]
>布団の端を咥えながらすすり泣きますねヽ(`Д´)ノ
嘘だ!
【2007/07/19 00:49】 URL | 374 #-[ 編集]
>374サン
ゴメンナサイ
カーテンの陰に隠れてさめざめと泣くんでした・・・
【2007/07/20 01:05】 URL | うめも #-[ 編集]
こんにちは!
ブログ楽しかったです!
応援クリックしておきました~!

宜しかったら、『ゲム天~最新ゲームレビューサイト~』と言う、
レビューサイトやってるのですが、相互リンクしていただけないでしょうか?
私のサイトには仮登録済です。
2週間内にお返事頂ければ、本登録いたします!
よろしくお願いしますm(__)m



【2007/07/21 00:02】 URL | ゲム天 #-[ 編集]
>ゲム天サン
リンクはどうぞどうぞお好きに~(´ー`)
ホントに読んでくださってたなら
こちらからもリンクさせてもらったんですけどもъ(`ー゜)
【2007/07/21 01:38】 URL | うめも #-[ 編集]
私も闇王倒すあたりまでサンド人でした~(*'ワ')
なので、つい低Lv上げはロンフォに行ったり…

ミッション懐かしいです。オルデールのNPCをすごく探し回ったなぁ(;´д`)

【2007/07/24 08:50】 URL | めいぷる #-[ 編集]
>めいぷるサン
おらはずっとサンド人だよっ
い、いまは訳あって・・・(´д`)
低レベル上げはロンフォだよねぇ(´∀`)
今は訳あっt
【2007/07/24 23:56】 URL | うめも #-[ 編集]
当時のプレイヤーの心情がほんと表れていますね。このエッセイは俺が経験してきたことが如実にあって懐かしさとほろ苦さ、甘酸っぱさでいっぱいです。書いてくれてありがとうございました。
【2007/11/08 15:23】 URL | 通りすがり #-[ 編集]
>通りすがりサン
いえいえお礼を言われるようなもんじゃあございやせん!
まだもうちっと続くんじゃ、なのでよろしければたまにご来店くださいまし(´∀`)
【2007/11/09 17:02】 URL | うめも #-[ 編集]














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