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第6話 もうお帰りですか※              ◆最初から
 
 
 
2002年6月x日。
 
 
マウラにて出港を待つ定期船。
人もまばらな船内の片隅に、彼女達はいた。
 
ログ無しエモーションで遊んでいる3人のタルタル。
私はタルタルというだけでつい眺めてしまうというのに
更になんとも愛らしく動かれては釘付けだ。
もう声をかけずにはいられない。
 
 
Umemo:say「どちらまで行かれるんですか~?」
 
 
セルビナに決まっている。
まぁ、会話のとっかかりというやつだ。
すると少しの間の後、
 
 
Nタル♀は、アンニュイな表情を浮かべている。
Cタル♂は、アンニュイな表情を浮かべている。
Kタル♂は、アンニュイな表情を浮かべている。

 
 
・・・。
 
そんな反応は想定外。
私はタルタル達の連動した反撃にオロオロしていると、返答が返ってきた。
 
 
Nタル♀:say「サンドリアまで行ってみようかと!」
Cタル♂はうなずいた。
Kタル♂はうなずいた。

 
 
話を聞くとなんでも、一度目はバルクルム砂丘で道に迷った挙句
ゴブに絡まれ失敗に終わり、今回はリベンジらしい。
Nタル♀Cタル♂Kタル♂(以降、ニノ、キュビ、コジョ、全て仮名)の
3人は揃ってレベル12。
 
無理もない。
地図もなしに"とてつよ"の徘徊する砂丘を抜けるのは至難だ。
そもそも異国ともなれば方角さえ解らないはず。
 
これはもう、このお兄さんの出番だろう!(レベル13)
私はサンドリアから来た事を話し、道中の案内を買ってでた。
 
 
ニノ:say「やった!」
ニノは喜んだ。
キュビ:say「わーい」
キュビは喜んだ。
コジョ:say「やったー!」
コジョは喜んだ。

 
 
おお、おお、そんなに喜んでくださるか(*´∀`)
これは何としても無事に送り届けなければならない!
この子達を危険な目に合わせるわけにはいかないからなっ。
 
 
 
そんな訳で私達は意気揚々とセルビナを出る。
 
しかしよく考えたら私自身、マウラへ行く時の一度しか砂丘を通っていなかった。
一面に広がる砂地とゴブを見て、一瞬不安がよぎったが
なんとかなるさの精神でなんとかなるものだった。
 
 
ラテーヌ高原に入ると、3タルは安心と同時にえらく感動していた。
 
ニノ 「緑だー!」
キュビ「草が飛んでる!」
コジョ「変なキノコがいる!」

 
 
道中、初めて見るサンドリア地方のモンスターを発見しては殴りかかる。
オークが特にお気に入りのようで、見つけては叩いていた。
そうか・・・ウィンダスにはオークがいないのか。
 
ニノ 「代わりに鳥人間がいるよー」
キュビ「ウサギとかゴブリンはこっちにもいるね」
コジョ「あ!鳥が赤い!」

 
物珍しそうに鳥を囲む3人。
向こうでは黒いらしい。
 
 
お互い、カルチャーショックを感じずにはいられない。
ラテーヌに相当するエリアを、向こうではタロンギという所だとか
ウィンダス方面は緑が少ないとか、想像もつかないがワクワクさせられる。
 
世界は広い。
そんな実感を覚えたのは今が初めてだった。
 
 
 
もうすぐロンフォールだから、と声をかけながらラテーヌ高原を道なりに走る。
もっともロンフォールと言われてもピンとこないか。
3タルは、きっとサルタバルタみたいな所だよ、と納得していた。
サルタバルタ、それがウィンダスでいう町からの最寄エリアなのだろう。
 
ニノ 「わっせ、わっせ」
キュビ「えっほ、えっほ」
コジョ「えいは、えいは」

 
掛け声と共に走る彼女達をぼーっと眺めながら、
私はなんとも言えない幸福感で満たされていた。
タルタルは走っていてもイイ。
走っているというよりもむしろ跳ねている。
 
嗚呼・・・これが萌えというやつか。
 
 
 
そうこうしているうちにサンドリアに到着。
マウラから再び戻る事を考えた時は、その道のりの長さにうんざりしたが
実際は3タルのおかげであっという間だった。
 

彼女達はサンドリアの町並みに感嘆しながら
何度もお礼を言い、私の周囲を走り回る。
 
萌死寸前の私に、ニノさんは改まって言った。
 
 
ニノ「もし良ければフレンド登録してもらえませんか?」
 
 
!!!!
 
願ってもない申し出に、私はむしろこちらからもお願いする。
 
 
正直、不安だったのだ。
もしかすると自分達だけで迷いながらも、サンドリアへ辿り着く事が
3タルが望んだ冒険だったのではないか?
道案内なんて余計な事をしてしまったのではないか、と。
 
 
しかしそうではなかった。
本当に喜んでいる3タルを見て、私はほっとした。
 
 
 
3人とフレンド登録を済ませた後、地図屋を教えてあげた。
これで3人でも帰ることができるだろう。
名残惜しいがそろそろ落ちなければならない。
 
ニノ 「また遊んでください!」
キュビ「うんうん」
コジョ「今日はありがとうございました~」

 
 
もう、望む所だってんだ!
こちらこそ本当に楽しい時間をありがとう。
挨拶を済ませ、別れる。
こっそり振り返るとまだ手を振っていた。
 
嗚呼・・・良いフレンドができた・・・!
それも他国のフレンドだ!
LSに自慢したかったがやめておいた。
他国を知るのはこれからだ。
その後ゆっくり・・・ぐふふ。
今度ウィンダスに案内してもらおう(´∀`)
 
 
 
これを機に、私は本格的にこの世界へのめりこんでいく。
 
3タルと
3タルのようなまだ見ぬ楽しい人達と
この世界を冒険できたなら・・・
 
図らずもその想いは、やがて世間の流れに飲み込まれ
少しづつ、少しづつ、確実に異質なものへと変化してしまう。
変わらない3タルの想いに気付く事なく・・・
 
 
つづく
                 次回、第8話 広がりはじめた欲望


 

↑(屮゚Д゚)屮 ・・・・・・・
テーマ:FINALFANTASY XI - ジャンル:オンラインゲーム




初めましてー。
同鯖でやらせてもらってますー^^
リンクたどってると行きついちゃってw
初めから読ませてもらいましたっ!
先が気になってますw

リンク貼らせてもらいますー。これからもよろしくですっ!!
【2007/01/08 06:06】 URL | kuratos #-[ 編集]
>Kuratosサン
はじめますてー(´∀`)
"事実は小説よりも奇なり"
なーんて事もないかもしれませんがダラダラ続きます(´ー`)
リンクありがとです!
コンゴトモヨロシク・・・
【2007/01/09 01:28】 URL | うめも #qarLSIT6[ 編集]
ニノさん、キュビさん、コジョさん
なつかしす(;つД`)
きっと3人は今でも一緒だろうナ('∇')

てか、4年以上も前の事をよく覚えてるな!w
きっとすべて想像の世界の話ナンダヨ
この3タルもきっと架空の人物(ぇ
【2007/01/21 01:40】 URL | ちびむむ #eqP7eH0Y[ 編集]
>ちびむむサン
2年前くらいに
ブログ的な事やろうかと思い出してたからのお(´ー`)
アトルガン発売時にコジョさんだけ
一瞬リストにあがったんだけど見失った(´д`)
【2007/01/22 19:09】 URL | うめも #-[ 編集]














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